
海外渡航者が、はじめに頭を悩ませるのが携帯問題。
タイで使う携帯はどうすればいいのか?日本の携帯は解約したほうがいいのか?
タイ・日本の携帯事情も年々変わってきているので、2022年現在どうするのがいいのか、私の事例とあわせて解説したいと思います。
タイの携帯電話事情についてざっくり
基本的にはタイで現地SIMを購入し、日本から持ってきたスマホに挿して使う形が一般的です。
もちろんスマホ本体はタイで購入してもOK。タイのスマホショップでもiPhoneからAndroidまでひと通り売られています。
ちなみに私はタイで買ったiPhoneを愛用しています。日本以外で購入したスマホだと、カメラのシャッター音が鳴らなくて良いんですよね。
(日本で購入したiPhoneでも、日本国外で使う場合にはシャッター音はなりません。ただし、日本で使う場合にはシャッター音があります)
ただし、日本のスマホでタイのSIMを入れるためには、SIMフリースマホでないと使えません。
以前は日本のDocomoやau、Softbankといった大手キャリアで購入したスマホには、他社のSIMが入れられないようにロックがかかっていましたが、2021年夏以降に販売されたスマホはロックが解除された状態で売られています。
もしも数年前に購入したスマホをお使いの場合でロックがかかっている場合は、購入ショップでロックを外してもらってください。タイでもSIMロック解除の手続きはできます。
タイ入国後しばらくの携帯電話
ひとまずタイに入国する際には、現地で使えるSIMカードを用意します。
お使いのスマホがsSIM対応であれば、airalo(エアアロ)がおすすめ。世界各国に対応したeSIMを申し込むことができます。
>> airalo公式ページ
日本にいるうちに設定しておけば、タイに着いたらすぐに利用できます。回線はタイの通信会社DTACのものです。
eSIM対応のスマホでなければこれが便利。SIM2FLyであれば、SIMフリーのスマホに入れてアクティベートすれば現地ですぐに使えます。

事前に買い忘れた!という場合は、空港でもSIMは購入可能です。
または、日本で契約されているSIMでも、追加料金なしの契約範囲内で国際ローミング使用が設定されているものがあります。
基本的にタイではホテル、レストラン、カフェなどあらゆる場所で無料Wi-Fiが使えるので、今契約SIMに国際ローミングがついているのであれば、それで十分かもしれません。
例えば以下のようなプランがあります。
タイの携帯キャリアはどこがおすすめ?
渡タイ後数日は、旅行者用のSIMでやりくりするとして、その後生活するときには、きちんとキャリアで契約した方がコスパの面でもおすすめです。
タイの携帯キャリア大手は以下の通り。
あと格安キャリアもありますが、タイだと大手でも通信料金は安いので、ひとまず大手三社から選ぶといいと思います。
その中でも得に市民権を得ているのは、AIS(エーアイエス)とTRUE(トゥルー)です。
AISを使っていると割引になるスポットなどが多々あってお得な印象。私は自宅のインターネットがTRUEだったこともあって、TRUEを契約していました。
ひとまず迷ったらAISかTRUEで契約すればいいですよ。
携帯の利用料としては、例えばTRUEで5G・月額399バーツ。大体1,500円くらいです。
タイではカフェやレストラン、どこでもWi-Fiが飛んでいるので、月5Gでも十分やっていけます。
足りなくなればアプリですぐに追加パッケージも購入可能。
そして、各キャリアで新規加入者向けのプロモーションをやっているので、最初のうちは上記よりお得なプランで入れるはず。
言葉が不安な方は日本の携帯会社へ
AISやTRUEはモール内にショップがあるので、そこで契約可能。スクンビット近隣ならエムクオーティエが一般的かと思います。
そこで契約するときは英語かタイ語になるので、もし不安なら日系の携帯会社がプロンポンにあります。
- Berry Mobile(ベリーモバイル)
- Your Mobile(ユアモバイル)
どちらもプロンポン駅近なので便利な立地。それぞれプランがHPに載っているので、自分に合うプランがある方に相談に行けばいいと思います。
TRUEやAISとの直契約よりは少し割高になりますが、そこまで大きな差ではないので、安心料で日系に行くのは全然アリだと思います。
日本の携帯は解約すべきか否か
日本の携帯電話に関しては、3通りの考え方ができます。
- 解約する
- 格安SIMにして解約しない
- 番号預かりサービスを利用する
それぞれのメリット・デメリットは以下の通り。
① 解約する
メリット | デメリット |
日本の月額利用料がかからない | 日本での電話番号が変わる 一時帰国時に新たにSIMや ポケットWiFiを契約する必要がある |
② 格安SIMにして解約しない
メリット | デメリット |
電話番号が維持できる 一時帰国時にすぐに携帯が使える | 月額利用料がかかる |
③ 番号預かりサービスを利用する
メリット | デメリット |
月額利用料より安く番号が維持できる | 一時帰国時に気軽に使えない 番号管理料がかかる(約500円) |
私の場合の事例を書いていきます。
私は、2015年の渡タイすぐは③の番号預かりサービスを利用していました。
でも、月々500円くらいかけて保管してもらった割には、一時帰国の時にその番号は使えないので不便だったんですよね。
だから2016年に番号預かりサービス含め、日本のスマホは解約。一時帰国時は、新たにハナセルのジャパンSIMカードを契約していました。
2021年の一時帰国時、電話番号がないと不便なので楽天モバイルを契約。「使っていない月は利用料0円」というサービスが素晴らしくて即契約しました。
2022年7月1日より、楽天モバイル最大のメリットである「使わなければ0円」というプランが撤廃されます。(実際には猶予期間があり10月31日までは3GBまで無料)
11月1日からは、0〜3GBまでは税込1,078円になります。
使っていないときはゼロ円というのが魅力でしたが、それ以外の部分でも楽天モバイルは海外在住者にはメリットが大きいのでそのまま継続して契約います。

タイで使う携帯電話 まとめ
以上、タイで使う携帯電話と、日本で使う携帯電話をどうするかについて解説してみました。
タイの通信料金は日本に比べても安く、アプリの使い勝手も良くて、慣れればとても快適に過ごせました。
色々と検討してみてくださいね!