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スコータイ

世界遺産の古都スコータイで訪れるべき6つの遺跡を地図付きで紹介!

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Sunnyside

こんにちは!Sunnysideです。

タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。

今回は世界遺産の町、タイ中部のスコータイについて紹介します。

バンコクから北へ約440キロメートルに位置する古都スコータイ。

スコータイ王朝は、「幸福の夜明け」を意味するその名前の通り、13世紀から14世紀にかけて150年あまり繁栄を続けました。

現在のタイ文字は、スコータイ王朝の三代目ラームカムヘーン大王が完成させたとも言われています。

ラームカムヘーン碑文(タイ国立博物館)

文化・芸術・宗教など、現在のタイの礎を築きあげたスコータイ王朝。

スコータイには首都スコータイ、シーサッチャナーライ、カムペーンペットという3つの都市があり、現在それらの遺跡群は世界遺産に登録され、その当時の栄華を伺い知ることができます。

今回はそんなスコータイ最大の魅力である、3つの世界遺産の歴史公園の中で、外してはいけないおススメの遺跡たちをぎゅぎゅっとまとめてみました!

Sunnyside

ホントはまだまだ見どころいっぱいあるんだよー。でも遺跡はだんだん同じに見えてくるから勧めにくいんだよー笑

スコータイの場所と行き方

バンコクから、スコータイへの行き方は主に下の2つです。

飛行機で行く

スワンナプーム空港→スコータイ空港(バンコクエアウェイズのみ。所要時間約1時間)

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長距離バスで行く

バンコク北バスターミナル→スコータイ新市街(所要時間約8時間)

※ルートによっては旧市街でも下車できます。

スコータイ空港

また、スコータイ空港への直行便は便数が少ないため、ピサヌローク空港から車でスコータイまで移動するという手段もあります(車で約1時間20分)。

今回ご紹介する遺跡は、以下の3か所に点在しています。

  • スコータイ旧市街の「スコータイ歴史公園」
  • 北部の「シーサッチャナーライ歴史公園」
  • 南部の「カムペーンペット歴史公園」(カムペーンペット県)

それぞれの位置関係と、滞在しやすいスコータイ新市街からの所要時間はこちら。

スコータイ新市街からの車の所要時間

  • スコータイ歴史公園(約20分)
  • カムペーンペット歴史公園(約1時間)
  • シーサッチャナラーイ歴史公園(約50分)

移動にはロットゥーや、タクシーのチャーターが便利です。

また、スコータイは街の中心地である新市街と、歴史公園のある旧市街に分かれています。

宿泊する場合は、どちらを拠点にするのか事前に検討しましょう。

スコータイ歴史公園の見るべき遺跡と回り方

かつてスコータイ王朝の主都であった旧市街の中心地に、スコータイ歴史公園があります。

スコータイ歴史公園は、東西約1.8km、南北約1.6kmの三重の城壁に囲まれた城壁内(中心部)と、城壁外の東部、西部、南部、北部の5つのエリアに区分されています。

チケット料金表

  • 城壁内:100バーツ
  • 城壁の西部:100バーツ
  • 城壁の北部:100バーツ
ゴルフカートは1時間230バーツから

城壁内で囲まれたエリアは、レンタルサイクルや、子供連れの場合はゴルフカートやトラムの利用がおススメ。

城壁外はトゥクトゥクをチャーターすると回りやすいです。

レンタサイクル屋は歴史公園の中だけでなく、旧市街のあちこちにあります。宿で借りられることも多いですよ。

① ワット・マハタート(城壁内部)

ワット・マハタートは、スコータイ歴史公園の中心部に位置し、最も大きく見応えのある寺院。

この遺跡を初めて見たときの感想は、「とにかくでかい!」圧巻のスケールです。

スコータイ王朝の王室寺院だったワット・マハタート。

アッタロット仏と呼ばれる立像。頭頂が炎の様な形になっているのがスコータイ王朝の特徴とのこと。スコータイの仏像は微笑みがどこか女性的ですよね。

ちなみにスコータイ歴史公園は、週末にライトアップされる場合があります(不定期)。宿の方に確認して、夜に訪れてみるのもいいかもしれませんね。

② ワット・サ・シー(城壁内部)

ワット・サ・シーは、城壁内にある池に浮かぶ小島に建立されています。

スリランカ様式の仏塔と、女性的な仏像。歴史公園の中でも独自の魅力があるスポットです。

③ ワット・シーチュム(城壁北部)

ワット・シーチュムは、スコータイ歴史公園の城壁の西北に位置する寺院。そのフォトジェニックな美しさから、スコータイの中でも最も人気のお寺になりつつあります。

ワット・シーチュムの特徴は、屋根のない四角い壁に囲まれた建物と、前面に作られた隙間の様な部分から、仏像が顔をのぞかせているところ。

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個人的にはこの奇妙な光景を初めて目にした時、感動というよりゾクっとした感覚を覚えたよ。

巨大な石櫃かと思ってしまう真四角の建物。

中にはアチャナ仏と呼ばれる、高さ15mの大仏があります。穏やかな表情と、独特の形をした天井部分からのぞく青空が、なんとも映えますね。

こちらのお寺はスコータイのハイライトと言えるので、忘れずに訪れましょう。

カムペーンペット歴史公園の見るべき遺跡と回り方

カムペーンペット歴史公園は、スコータイ市内から車で南に1時間程の場所にあります。

厳密にはスコータイ県ではなく、カムペーンペット県の歴史公園です。

④ ワット・プラケーオ

ワット・プラケーオは、その名の通り、かつての王室寺院の一つ。

バンコクのワット・プラケーオにあるエメラルド仏は、一時期ここに祀られていたことがあったとも言われています。

2体の座仏像と涅槃仏が同じ場所にあるのが特徴。それぞれ異なる時代に作られたようです。

修復されたものなのかはわかりませんが、こちらは土台を守る象のお顔が残っているのが個人的にツボでした。

Sunnyside

なんというチャーミングなお顔の象さん!!

ちなみに、カムペーンペット歴史公園の近くには、プラルアン温泉という温泉があります。沢山歩いて疲れた足を癒しに寄ってもいいかもしれません。

プラルアン温泉

シーサッチャナーライ歴史公園の見るべき遺跡と回り方

シーサッチャナーライ歴史公園は、スコータイ市内から車で北に50分程の場所にあります。

シーサッチャナーライ歴史公園はかなり広く、車の乗り入れができないため、レンタサイクルがオススメです。子乗せ自転車もありましたよ。

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私が借りたのは愛知県犬山市と書かれた自転車!撤去済みの自転車が輸出されたのかな。お互い遠いところまでよく来たね…。

サイクリング気分で遺跡を回るのも気分爽快です。

⑤ ワット・チャーンローム

ワット・チャーンロームは、シーサッチャナーライ歴史公園のほぼ真ん中あたりに位置する大きな寺院。

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森を抜けて視界が開けた先に悠然と聳え立つ、この釣鐘型のチェディがものすごく格好いい!!

名前に「チャーン」がついている通り、土台には沢山の象の像で囲まれています。

北タイにはこの形のお寺がいくつもあって、当時の人たちが象と共に生活していたことがうかがえます。

チェディの周りに多くの仏像が並んでいました。

⑥ ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータート

ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータートは、シーサッチャナーライ歴史公園から車で更に15分程のところにあります。

ワット・プラ・シー・ラタナー・マハータートは、プラーンと呼ばれるクメール風のとても大きな塔堂と、その前にある座仏像が特徴の寺院。

スコータイ時代の優美な曲線で描かれた仏像。フォルムが美しいです。

塔堂には登ることができます。上からの景色も見ごたえがありました。

Sunnyside

この遺跡はかなり広く、散策しがいがある~!

ちなみに、シーサッチャナーライ歴史公園の近くにある「シーサッチャナーライ ヘリテイジ」というレストランが、川沿いで雰囲気が素敵でした。

ちょっと休憩したいという方にお勧めです。

シサッチャナーライ ヘリテイジ

川沿いでタイ料理を食べることができます。

シサッチャナーライ ヘリテイジ

スコータイで訪れるべき6つの遺跡 まとめ

いかがだったでしょうか。

私はこれまでアユタヤに行って、タイの遺跡を知った気がしていたので、スコータイの遺跡群のスケールの大きさにすっかり圧倒されてしまいました。

破壊されてしまったものも多いアユタヤに比べ、建造物が多く残されている点や、アユタヤ時代にはない優美な曲線の仏像など、スコータイ王朝ならではの魅力を感じることができました。

バンコクから少し遠いのが難点ですが、遺跡が好きという方、ぜひ世界遺産の街スコータイを訪れてみてください。

ABOUT ME
Sunnyside
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タイ在住。バンコクの街歩きと、市場でくつろぐ猫が大好き。ガイドブックに収まりきらないタイ国内旅行の魅力を発信中!よりディープなお出かけはInstagramから

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