
2018年8月2日記事公開
2020年4月1日更新
バンコクの幼稚園紹介。
今回は、トンロー17にある「SP幼稚園」です!
インター部と日本人部があり、バンコクの幼稚園の中では、比較的マンモス園と言えるでしょう。
私は、日本人部の見学しかしてませんので、インター部は資料のみになります。
記事の最後に、実際に通わせている保護者の声を掲載しています。是非参考にしてみてください。
目次
SP幼稚園
バンコクで20年以上の歴史を持つ老舗幼稚園です。
日本人部とインター部が同じ施設内に設置されていて、それぞれの交流もあるそうです。
SP幼稚園はこんな方にオススメです!
- 多少厳しくても、しっかりとしつけてほしい方
- 日本人としての礼節は重んじつつも、多文化も経験させてあげたい方
- ネイティブの英語を学ばせたい方
- 子供に色々な経験をさせてあげたい方
- 屋根付きの広い園庭や本格的な設備に魅力を感じる方
場所
SP幼稚園があるのは、トンロー17。
トンロー通りからトンローソイ17に入り、コモンズを通り抜けた突き当りにSP幼稚園があります。
ソイ49から行くのであれば、サミティベ前の通りからトンローソイ13に抜け、トンロー日本市場のある交差点を北上すれば、園につきます。

見学予約
SP幼稚園の見学予約は、事前にHPから見学申込書(エクセル)をダウンロードし、記入した上で、メールで申し込みます。
少し面倒ではありますが、その分真剣に見学したい人だけが来るので、良いシステムなのかもしれませんね。メール自体は、翌日すぐに返信が来ました。
見学に行くと、もう一組の親子がいて、保育の様子を記した分厚いファイルを見せていただいた後、一緒に概要の説明を聞き、順番に園長先生と面談して、園内を見せていただきました。
見学にかかった時間は、全部で30〜45分くらいです。
厳しいと聞いていましたが、園長先生はとても気さくで話しやすかったです。
保育目標(日本人部)
- 日本人としてのアイデンティティーを持った国際人を育てる
- 遊びによる総合的活動を通じて、心身の調和的発達を育てる
- 自分で考え行動する子供を育て
「グローバルな人間性と、礼節を持った美しい日本人を育む」ことを教育理念とされていて、バンコクの幼稚園の中ではしつけが厳しいと言われています。
保育目標(インター部)
- Each child is unique and deserves opportunities to make choices, to develop independence, and to receive reinforcement when successful.
- In providing a nurturing environment in which the child can be safe, can explore, and can be challenged to develop to his/her optimum potential.
- All teaching staff should be role models for children and should plan learning activities appropriate for each age level.
- Parents are the most significant adults in a child’s life and should be included as partners in planning for the child’s growth and development while at school.
園内の様子
園長先生自ら園内を案内してくださいました。
大きな屋根付の園庭で、広々としていたのが印象的でした。インター部も併設していて、一緒に遊ぶこともあるそうです。
また、SP幼稚園の園内には植物があまり植えられていないのですが、それはデング熱やジカ熱の予防のため、蚊を寄せ付けないようにとのことでした。
保育中の部屋は見せてもらうことができなかったので、そこだけ残念でした。
HPに園内の様子が載っているので、よかったらチェックしてみてください。
学級編制(日本人部)
最々年少(たまご組) | 1歳半〜2歳(最々年少+最年少の合計で18名×3クラス) |
---|---|
最年少(ひよこ組) | 2歳〜3歳(最々年少+最年少の合計で18名×3クラス) |
年少(あひる組) | 3歳〜4歳(20〜22名×2クラス) |
年中(こあら組) | 4歳〜5歳(22〜24名×2クラス) |
年長(ぱんだ組) | 5歳〜6歳(25名×2クラス) |
1歳半から入園可能。年少以上は全て2クラスずつで、園児数はバンコクの中では多めです。
ちなみに、「年少で通園するのが初めて」という園児は受け付けていないそうです。最年少までにSPに入園しているか、または、日本や別の幼稚園で既に通園していることが条件になります。
年少時点で、既に集団生活の下地ができている子を求めているんでしょうね。
学級編制(インター部)
Pre-K(Rabbit) | 1歳半〜3歳 |
---|---|
K-1(Bluebird) | 3歳〜4歳 |
K-2(Kangaroo) | 4歳〜5歳 |
K-3(Giraffe) | 5歳〜6歳 |
TJAS student(Dolphin) | 5歳〜6歳 |
保育時間
日本人部 | 9:00〜14:20 |
インター部 | 8:30〜14:20 |
- 課外授業を取る場合は、15:30まで(月〜木)
- 延長保育なし(緊急時の対応あり)
1日のスケジュール
9:00 | 朝の会 |
---|---|
9:30 | 課題活動や外遊び(水泳・体操・制作等) |
11:00 | 昼食 |
11:45 | シャワー |
12:00 | ESL |
12:45 | 絵本の読み聞かせ |
13:00 | お昼寝 |
14:00 | 起床・おやつ・降園準備 |
14:30 | 降園 |
これは日本人部の年少の例です。曜日によって活動内容が変わります。
- 英語の授業は毎日。ESL専門のネイティブの先生に教わります。(最年少と最々年少は週3日)
- 年長はコンピューターの基本操作を英語で教える授業があります。
- 体育と水泳も専任の先生がいます。
給食
- 給食は毎日。月に一度、お弁当の会あり。
- 降園前にオヤツ
- 最年少より箸使用
- 給食やクッキングを通して、食育指導あり
- アレルギー対応なし
課外授業
- サッカー教室
- お絵かき教室
- 体操教室
- 音楽教室
- 英語教室
- ダンス教室
- 書き方教室など
課外保育のあと、15:45発の降園バスが出ます。
学期区分(日本人部)
- 1学期:4月中旬〜8月初旬
- 2学期:9月初旬〜12月中旬
- 3学期:1月初旬〜3月下旬
SP幼稚園の保育料金
日本人部
最初にかかるお金
入園金 | 28,500 |
※制服2枚・体操服1枚含む
※兄弟割引あり
年間の保育料
最々年少・最年少 | 年少・年中・年長 | |
保育料 | 211,200 | 231,000 |
設備費 | 8,000 | 8,000 |
バス代 | 48,000 | 48,000 |
合計 | 267,200 | 287,000 |
※保育料:給食・おやつ・牛乳・教材費・傷害保険料・プール体操指導料・コンピューター指導料含む
※保育料:年一括払いor3回分割払いあり
※設備費:年度途中割引あり
※バス代:チャイルドシート年6,000バーツ・分割払いあり・兄弟割引あり・片道あり
その他
制服(ポロシャツ) | 260 |
制服(ワンピース) | 300 |
体操服(上下セット) | 600 |
※その他課外授業代要
※年長クラスは、ピアニカ購入要
インター部
最初にかかるお金
入園金 | 28,500 |
※兄弟割引あり
年間の保育料
Pre-K | K1 | K2/K3/TJAS | |
保育料 | 216,000 | 237,000 | 252,000 |
バス代 | 47,000 | 47,000 | 47,000 |
合計 | 263,000 | 284,000 | 299,000 |
※保育料:年一括払いor3回分割払いあり
※バス代:分割払いあり・兄弟割引あり・片道あり
※その他保険料・制服など
SP幼稚園に通わせている方の声
それでは、実際にSP幼稚園に通わせている保護者たちの声を聞いてみましょう!
本当は全員分の回答をそのまま載せたかったのですが、回答多数のものなどは、省略させていただいています。
ご協力いただいた方、本当にありがとうございました!
ここに書かれている声は、あくまで個人の感想です。
鵜呑みにしすぎず、実際に園を見学して、それぞれのお子さんに合うかどうかを見極めてください。
また、良い点や不満点は、制度変更されてたりすることもあるので、見学のときに園に確認するようにしてください。
決めた理由
- 家が近い(回答多数)
- 制服が可愛い(回答多数)
- 園庭が広くて日よけがある(回答多数)
- 設備が整っている(体操教室にウンテイやボルダリングがあったり、コンピュータ室、図書室などがあったり)
- 未就学の期間に、きっちりと日本人アイデンティティを持たせたかった
- 礼儀や挨拶などきちんと身につけてほしかった
- 日本人の礼節を重んじる教育方針にに共感した
- 教育方針が合うと思った
- ベースは日本語を第一にという考えだが、英語教育も全員ネィティブの先生でしっかりしている(回答多数)
- カリキュラムがしっかりしていて、日本の四季の行事タイの行事、英語圏の行事があって、ただイベントをするだけではなくしっかりその背景や意味を教えてくれる
- お弁当が月1回(回答多数)
- 課外授業の種類が豊富かつ本格的(年長サッカーはセレッソ大阪のスポーツクラブの日本人コーチが担当している。空手は続けていくと昇段試験があり帯ももらえる)
- 課外授業の値段が安い
- 英語教育の充実(レベル分けをしている)
- 教育に熱心
- 自分で興味を持ったことを調べて発表する事で自信もつき、勉強する事が楽しくなりそうな感じがした
- 一人ひとりの園児を丁寧に見てもらえる印象を受けた
- どの先生も挨拶がしっかりしている
- 老舗の幼稚園で先生、職員、園のセキュリティーなどがしっかりしていて安心
- 行事が月1ぐらいあるので、子どもの様子が見に行ける
- インター部との交流あり
- 保育料も最初に記載されている料金だけで追加料金はない
- 登園させているママたちからの評判が良かった
- 外遊びや体を使う遊びの時間が多い
- 色々な経験をさせてもらえる
- 日本人が多い日本ぽい環境の中で英語が学べる(インター部)
通わせてみて良かった点
- しつけをしっかりしてくれる
- 挨拶や食事マナーが身についた
- 勉強・遊び・運動のバランスがいい
- 目一杯遊んで、締めるところは締めるメリハリがある
- 年少でもきちんと座ってお話をきいたり、挨拶ができるようになった
- 何でも自分でやらせる方針で、身の回りのことがいろいろ出来るようになった
- プールは1クラスの中でも三段階にレベル分けしており、プロの先生が指導してくれる
- 雑巾掛けや体操、マラソンなど、楽しみながら体力面も強化してもらえる
- 語学に触れる時間 (タイ語週1回、英語毎日)がたくさんあり、子供が自然と言語に興味をもてる
- インター部の子供と遊ぶこともある
- ただ勉強を教えるのではなく、勉強に興味を持つように色々な働きかけをしてくれる
- いわゆる机に座ってプリントをやるようなお勉強はないが、魚の解剖をして人間との違いを調べたりする
- 親も知らない、忘れているようなことをたくさん学んで来てこっちも勉強になる
- 幼稚園でやっていたことが小学校でやることの準備だったと気付いた(例えば日記や自主的に調べ物をして発表すること。 生活面で学校のカバンの準備は自分でやる。箸の正しい使い方。雑巾掃除の仕方。給食の配膳など)
- 子どもの持っていく荷物が少なく、ほとんど園で用意してくれる
- 入園と同時にオムツも取ってくれた
- 制服があるので経済的
- 制服があるので、服選びをしなくて楽
- お着替えの前にシャワーをしてもらえるので清潔
- お弁当は月1回だけなので楽
- ランチが多国籍(日本料理、タイ料理など)で美味しいし、タイの果物や料理を覚えて帰ってくる
- 給食を残すとお菓子が食べられないので好き嫌いや偏食がなくなった
- 食事を残したらオヤツが食べれないシステム(食べれないものは最初から量を少なくとるなど子供自身が工夫するようになるし、嫌いな食べ物も頑張って食べるようになる)
- 夏祭りが日本のお祭りみたいでかなり楽しい
- 七夕やお正月など日本の伝統行事だけでなく、ロイクラトンやタンブンなどのタイの伝統や文化を体験できた
- インター部の行事にも一部参加できる
- ワールドカップの時は各国の国旗やお話、日本の風習(お盆の過ごし方、食べ物など)、季節の行事(ピーターコン、ソンクラン、七夕のかざりつけや、製作)等、タイムリーに色々なアクティビティがあり、子供の視野がすごく広がったと感じる
- 年中行事でも、ただ工作をして終わりというのではなく、導入を何日もかけてしっかり話しているため定着しやすい
- 日本とタイの行事や文化をしっかり教えてくれる
- 遠足で色々な所に行く
- 行事は多いけど、子供にたくさんのことを経験させてあげられる
- 子供の誕生日月に登園し、5分程度出し物(絵本の読み聞かせ等)をして、一緒にケーキを食べる。子供は親が来てくれてとても嬉しそう
- 親の出番は年間を通してほぼない
- 親が大変と聞いていたけど全然そんなことはなかった
- クラス全体のママ懇親会も年に3回程度しかない
- 課外活動が充実しており、約10個の中から選択でき毎日色々な課外を受講できる(送迎不要、外部で受講するより安い)
- 外に習い事に行かなくても幼稚園で完結できるのが有難い
- 保護者専用のHPがありほぼ毎日アップされるので子供の様子がわかりやすい(回答多数)
- 毎日のようにHPで子供の様子や当日やったことの理由、意味などをしっかり説明してくれており、幼稚園での様子が分かる
- セキュリティがしっかりしているので安全
- 非常にきっちりしている。信頼できる
- 先生、ヘルパーさんの人数が多いので、他の園に比べてよくみてもらえる
- 先生が全園児を把握しているので通わせていて安心感がある
- 子供に大切なことを教えてくれる(毎月のお便りで今の段階での成長段階等伝えてくれる)
- 親に対しても色々助言してもらえる
- 先生の年齢層の幅が大きいので考え方に偏りがない
- 長年勤めてる先生も多いため育児など相談しやすい
- 園と先生が本当にしっかりしているので安心して子供を任せられる
- 擦り傷とかをして絆創膏を貼っていた時でも、必ず連絡帳等になぜそうなったかが書いてある
- よく厳しい…と言われてはいるけど、確かに他の園に比べたらはっきりバッサリと言うと思います。けど入ってからあれは出来ない、これは出来ない…(ある園はそうらしいです)と言われるよりも予め言われていた方が嬉しい
- 通勤バスがGPSでどこにいるかが分かり、渋滞等で遅れていてもバスが近づくまで部屋で待つことができる。
- 日本人の感覚も身につけつつ英語が身につく(インター部)
あえていうならの不満点
- 園の方針自体が合わない家庭と子もいると思うので見学必須
- しつけが厳し過ぎるので、子供によっては合う合わないが分かれる園(親も)
- 保護者に対しても要求することは厳しめ。まあ常識やろと思うこともありますが。おおらかにという方針の方は合わないと思う
- 親に求めることが多い(それに答えなくても全然大丈夫)
- 手紙や保護者用ページでの注意がいちいちクドい。3行で終わるようなことをA4、1枚分にしてる印象
- 良くも悪くも規則が多い
- 不満ではないが、入園時に面接があったり、在園証明が必要など他園にはない仕組みがあって最初は尻込みしてしまうかも
- 持ち物が多い
- 靴下をはかせない方針なので、足が臭くなる(回答多数)
- 給食は完食するのが前提なので慣れるまで少し時間がかかった
- 課外活動は学期毎に選択可能だが、人気な課外活動は抽選制になっており必ずしも希望が通るとは限らない
- 園の態度が強気であまり融通がきかない点(でもそれを差し引いてもSPで凄く満足してます!)
- 保護者の意見や気持ちを尊重する姿勢が足りない
- セキュリティーがしっかりしており、IDカードがないと園に入ったり、子どもの受け渡しをしてもらえないのが面倒。罰則があり、何回か忘れると一定期間バスに乗れない
- アレルギーはないのですが、アレルギー対応がないところ
- 大気汚染への対応をもっとしっかりしてほしい
- ここ半年以上制服が売り切れで入荷待ち状態。子供はどんどん成長していくので、身体に合った服を着せるべき。新入生を優先しているのか在園児はひたすら待たされている
- 大気汚染などの環境問題に対して、労力対効果が望めない状況なのは承知しているが非常に対応が遅い
- 子供同士のトラブルについて、園の監督下で起きているのだが、園にも責任があるという意識がない
- アレルギーをもつ子供が年々これだけ増えている中、アレルギー持ちの子供を受け入れない姿勢。アレルギーが発覚した時点で退園となるシステムには、差別的で違和感を覚える
- よくも悪くも自由な雰囲気(インター部)
ちなみに、アンケートに関しては、まだまだ募集中です。(記事公開済の園でも、後に検索で読まれる方もいるので)よろしくお願いします(*゚∀゚)=3
施設詳細
SP幼稚園
- 住所:Soi17 Thonglor
- 電話:02-185-2715(日本人部インター部共通)
- メール:nakayoshinikoniko@hotmail.com(日本人部)internationaloffice@spn.ac.th(インター部)
- HP:http://www.spn.ac.th/japanese.html(日本人部)http://spn.ac.th/(インター部)
