こんにちは!Sunnysideです。
タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。
バンコクの隣にあるサムットプラーカーン県、チャオプラヤー川がタイランド湾へと注ぐこの河口地域には、プラサムット・チェディと呼ばれる仏塔があります。
この仏塔の周囲で、 毎年、旧暦11月の下弦の月5日を開始日として、12日間に渡る盛大なお祭りが行われます。
その規模と訪れる人の多さから、バンコク最大規模ともいわれているこのお祭り!!
行き方や実際のお祭りの様子を詳しく紹介していきますね。
2024年の開催スケジュール:10月22日(火)~11月2日(土)
プラサムット・チェディのお祭り
サムットプラカーン県は、チャオプラヤー川がタイランド湾にいきつく河口付近に位置しており、貿易が盛んだったアユタヤ時代から、重要な港町として発展していました。
プラサムット・チェディは、そのチャオプラヤー川の河口に建てられた仏塔です。
現在は陸続きになっていますが、19世紀の建設当時は浮き島の中にあったことから、プラサムット・チェディは、地元の人々の間でチェディ・クラーンナーム(水中の仏塔)として知られています。
バンコク王朝の歴代の王様が、この時期に、毎年船でプラサムット・チェディに参拝に訪れたことから、それにちなんだお祭りが開催されるようになったそうです。
2024年の儀式関連のスケジュール
10月21日(月)
- 午前:礼拝式
10月22日(火)
- 午前8時:開会式
- 午前10時:ボートパレード
- 午後2時:プラサムット・チェディ周辺で赤い布を巻く行列式典
10月25日(金)
- 午後6時:プラサムット・チェディ周辺でキャンドル行列の儀式
プラサムット・チェディへの行き方
プラサムット・チェディのお祭りは、BTSパクナム駅をおりてすぐの場所で開催されています。
BTSプロンポン駅からだと乗り換えなし!BTSパクナム駅までは約36分で着きますので、BTSで行くのがおススメです。
車でも行けるけど、びっくりするくらい混んでいて渋滞必至なので要注意!
BTS パクナム駅の 4番出口と6番出口から出ると、階段下からすでに人出でにぎわっていますので、人の流れに沿って移動しましょう。
プラサムット・チェディのお祭りの様子
BTSパクナム駅を降りた途端に広がるお祭りの景色。そのあまりの広さに圧倒されます。
子連れで行く場合は、この時点で子供のテンションはMAXになっちゃうとおもうので、迷子にならない様によく注意してね
会場のおおまかな位置関係はこんな感じ。
BTSパクナム駅の近くにある、遊び場と移動遊園地のエリア。
これはビンゴゲームかな?景品のボリュームもすごいので、どの屋台に参加しても楽しそう。
日本の縁日もこんなにあったらいいのになと思うほど、たくさんの遊びの屋台があります。
ひとつひとつが安いのもいいですよね。
こちらはぶたさんのミルクやり。
ぶたさん、お祭り期間中にミルクでお腹がたぷたぷになっちゃいそう
移動遊園地の乗り物もたくさんあります。
どれもそれなりに年季が入っているように見えるので、自己責任で乗りましょう。
お祭りのほとんどはBTSパクナム駅側で行われていますが、渡し舟に乗ってチャオプラヤー川を渡ることで、プラサムット・チェディのある対岸に行くことができます。
渡し賃は8バーツです。
渡し舟に乗っていると、だんだんときらびやかなイルミネーションに彩られたプラサムット・チェディが近づいてきます。
夢の世界に訪れたような気分になり、ワクワクがとまりません!
上陸した先にも、人がたくさんいました。
仏塔と思えないほどキラキラしてますね。
仏塔の周囲では、頭に「サイシン」とよばれる白い糸をつけてお参りしている人たちがいました。
お参りセット?を購入して参拝すると、手首にこの糸を巻いてくれました。
近づいてみると、仏塔は想像以上に大きく、荘厳さがあります。
対岸を振り返ると、2022年にオープンしたサムットプラカーン展望台が見えました。
プラサムット・チェーディ側にも観覧車がありました。
観覧車はスピードが速いのでちょっと怖いかもしれませんが、高い目線で仏塔やお祭りの雰囲気が見られるので、怖くない方は挑戦してみるといいかも。
ちなみに、臨時の方ではなく正規の船着き場からくると、参拝ルートの屋台群を抜けてプラサムット・チェディに行くことができます。
こちらを歩くのも楽しいですよ。
BTSパクナム駅側に戻ってきました。
プラサムット・チェディのお祭りの中でも有名な催し物が、この円柱状の建物の中で行われています。
中で行われているのは、なんとバイクと車の壁走り!
観客は、円柱状の舞台の上から、走っている姿を観覧することができます。
これ、すごくないですか??
レースなどでこういう走りも出来るんだろうなと、なんとなくイメージしたことはありましたが、実際に垂直の壁を勢いよくバイクが走る姿を見られるなんて!
普段は絶対目にすることができない光景ですよね。
観客の真下でおこなわれる豪快な走り。その爆音と迫力にとにかく圧倒されます。
さらにすごいことに、バイクは2台に増えたりもします。
そしてなんと、観客が上から紙幣(チップ)を差し出すと、走りながらドライバーが華麗にチップをかっさらっていきました。
バイクのお次は車。
車が壁を走るの、アニメでしか観たことない…
車も完全に垂直の壁をのぼっていき、こちらもなんとドライバーさんが車の窓から身を乗り出して、チップを受け取っていきます。
車って壁を走れるんだ…と初めて見る性能に感動。
こちらの見世物は例年どんどん進化している様なので、とにかく必見です。
食べ物の屋台も果てしなく続いていきます。海鮮もズラリ。
タイの市場でときどき目にする虫さんの唐揚げや、お好み焼き風の牡蠣(ホイトート)。
竹筒に、もち米(カオニャオ)とココナッツミルクを入れて蒸し焼きにしたお菓子「カオラム」。おはぎのような美味しさがあります。
「カノムクロック」というココナッツを使ったたこ焼きみたいなお菓子。
このツノを生やして化粧をした方、バンコク周辺のお祭り屋台にときどき出没する有名人です。
この方の屋台は、いつもたくさんの人が並んでいます。
広めのスペースをつかったムーガタ屋さんもありました。
屋台飯だとどうしても食べ歩きになってしまうので、座って休憩したいときはムーガタがおススメです。
まとめ
プラサムット・チェディのお祭りは、バンコクで初めて「あ、これは1日でまわりきれないわ」と感じたほどの規模のお祭りでした。
開催期間が長く、平日でも楽しめるというのもいいですよね。
特に、渡し舟に乗ってライトアップされたプラサムット・チェディに渡っていく楽しさはここならではなので、お祭り好きの方はぜひ訪れてみてください。