
2018年8月3日記事公開
2020年4月1日記事更新
バンコクの幼稚園紹介。
今回は、スクンビットソイ38にある「こばと幼稚園」です!バンコクで唯一モンテッソーリ教育を実践する幼稚園。
記事の最後に、実際に通わせている保護者の声を掲載しています。是非参考にしてみてください。
目次
こばと幼稚園
1997年に創立された老舗幼稚園。
モンテッソーリ教育を実践するバンコクの日系幼稚園では唯一の園です。
年少以上から、英語クラスを選択することもできます。
モンテッソーリ教育とは?
マリア・モンテッソーリによる「子供の自立」のためには何が必要かを具体的な練習を通して明確に示した教育法。
実際生活の基礎能力「日常生活の練習」、五感をみがく「感覚教育」、知的教育「文字・言語教育」「自然・文化教育」「数量・算数教育」、人間形成の基礎作りと幅広く、奥深い教育法として知られています。
その効果は、モンテッソーリ教育が創始されて100年に渡る現在、世界各国で実証されています。
最近では将棋の藤井聡太七段や、オバマ元大統領、Facebook創始者のマーク・ザッカーバーグなどがモンテッソーリ教育を受けていたとして話題になりました。
こばと幼稚園はこんな方にオススメです!
- モンテッソーリ教育に興味のある方
- 自然いっぱいの環境でのびのび育ててあげたい方
- 小さい頃から英語を学ばせたい方(年少から英語ネイティブの先生が担任のアマゾンクラス(インター部)あり)
- 厳しい雰囲気よりは、ゆるい雰囲気の方がいい方
- 行事などで親の出番が少ない方がいい方
- 週3日や週4日から通わせたい方
場所
こばと幼稚園があるのは、スクンビットソイ38。最寄り駅のトンロー駅からは、徒歩10分ほどです。
ソイ38を南に下っていき、最初の右折地点で右へ。また最初の左折地点で左に曲がり、真っ直ぐ行くと左手に看板が見えてきます。

周りは閑静な住宅街で、園は緑に囲まれています。なんと750坪もの敷地面積があるそうです。
見学予約
見学は、平日の8時半〜10時半の間に受け付けています。(その他曜日は要相談)
事前に電話で予約して行きましょう。合計30分ほどで終わりました。
帰りは、ソイ38のパクソイまでバスで送ってくださいました。
保育目標
- 自己発達の成長を促します
- 社会的強調心を培います
- 異文化に触れ国際感覚を養います
- 自然を愛する心を育みます
「『自分ってすごい!』がいっぱい。」をテーマに、自己肯定と自己実現ができる大人へ成長していくことを目標とされています。
園内の様子
こばと幼稚園は、園庭がとっても広くて、自然に囲まれた環境なのが魅力です。

見学した日が雨だったので、写真が暗くてイマイチなのが残念。上の写真は、入ってすぐのところにある園庭。滑り台やブランコなど、楽しそうな遊具が並びます。
砂場やプールも完備。

こっちは建物奥にある園庭。サッカーゴールもあって、かなり広々としています。

園庭には段差や溝などがけっこうあるのですが、これらは道の悪いタイ生活に対応できるように、普段から慣れさせる意味合いがあるそうです。

半屋外になっている図書室。森のなかの図書室といった雰囲気で、すごく素敵です。時間になったら園児がきちんと片付けていました。

丸みを帯びたピンクの土壁が可愛い建物。大人が見てもワクワクしちゃうような建物が多くて、子どもたちから見ても絶対楽しいですよね!
園のFacebookで、園内の様子がもっと詳しく分かりますよ!
学級編制
最々年少 | 1歳半〜2歳(12名) |
---|---|
最年少 | 2歳〜3歳(24名) |
年少 | 3歳〜4歳(日28名+英12名) |
年中 | 4歳〜5歳(日30名+英16名) |
年長 | 5歳〜6歳(日32名+英14名) |
※1歳半から入園可能。最々年少・最年少は週3日or週4日も選択可。通う曜日も選べます。
※年少以上は、英語クラス(Amazonクラス)も選択可。英語クラスは、全ての保育が英語になります。
保育時間
月・火・木・金 | 8:30〜14:00 |
---|---|
水 | 8:30〜11:50 |
※水曜日は午前保育ですが、課外を取れば通常通りの14時降園となります。(最々年少は課外はないので、基本午前保育となります)
※16時30分までの延長保育あり(当日13時までの連絡。緊急時のみ)
1日のスケジュール
8:45-10:00 | 登園・自由遊び(外遊び中心) |
---|---|
10:00 | お片付け・ミルクタイム |
10:20 | 朝の集い・お歌・お遊戯 |
10:45 | 課題活動(横割り) |
11:30 | 昼食 |
12:00 | 自由遊び |
12:30 | 課題活動(縦割り) |
13:10 | 縦割り生活習慣の練習・絵本読み聞かせ |
14:00 | 降園 |
年少の子のとある1日です。曜日によって過ごし方は変わってきます。
給食
給食は毎日あります。献立を見せていただきましたが、和食中心のバランスの取れたメニューでした。
アレルギー対応有(たまご・牛乳)その他のアレルギーに関しては要相談。
課外授業
- 英語サークル『トーマス』(火木)
- 日本語サークル『のぞみ』(火木)
- タイ語サークル『トゥクトゥク』(月)
- バレエサークル『プリンス&プリンセス』(水)※年中・年長
- モンテッソーリ・コスミッククラブ『はやぶさ』(金)※年長
専門の講師が、それぞれの授業を担当します。
水曜特別課外授業
- 幼児サッカー(年少・年中・年長)
- 幼児ヴァイオリン(年少・年中・年長)
- 絵画手芸
- ボディムーブメント
- バレエ(最年少・年少)
これらの課外授業を取らなければ、水曜は午前保育となります。
学期区分
- 1学期:4月中旬〜8月上旬
- 2学期:9月上旬〜12月下旬
- 3学期:1月上旬〜3月下旬
こばと幼稚園の保育料金
最初にかかるお金
入園金
最々年少・最年少 | 15,000 |
年少 | 12,500 |
年中 | 10,000 |
年長 | 7,500 |
施設費
全園児 | 7,000 |
※次年度より年1回支払いあり
毎月の保育料
週5日 | 週4日 | 週3日 | |
保育料 | 12,000 | 10,700 | 8,000 |
バス代 | 3,800 | 3,060 | 2,420 |
給食代 | 2,200 | 2,200 | 1,660 |
合計 | 18,000 | 15,960 | 12,080 |
※バス代:片道2,300バーツ(週5日)
※英語クラス:15,000バーツ/月
※タイ国籍保有者は保育料20%引き
その他
新学期諸経費 | 3,000バーツ(年1回要) |
延長保育 | 450バーツ/回(おやつ付) |
水曜午後教室 | 350バーツ/回 |
水曜ランチ | 140バーツ/1食 |
月曜タイ語サークル | 220バーツ/回(おやつ付) |
火木英語サークル | 420バーツ/回(おやつ付) |
火木日本語サークル | 420バーツ/回(おやつ付) |
水曜バレエサークル | 450バーツ/回(おやつ付) |
金曜コスミッククラブ | 500バーツ/回(おやつ付) |
※新学期諸経費には団体傷害保険への加入費含む
一時預かり
最初に必要なお金
会員費 | 無料 |
1日の保育料
保育料 | 860 |
給食 | 140 |
バス | 往復260(片道130) |
その他、一時預かりの利用条件は以下のとおりです
- 年齢:1歳半〜5歳
- 保育時間:8:30〜14:00
- 利用回数:最低5回/年から最長50回/年
- 通常の保育クラスへの参加
- 園指定のTシャツ購入要(1枚150B)
- 持物:コップ・クレヨン・虫よけスプレー・着替え・スポーツタオル・スプーン&フォーク
こばと幼稚園に通わせている方の声
それでは、実際にこばと幼稚園に通わせている保護者たちの声を聞いてみましょう!
本当は全員分の回答をそのまま載せたかったのですが、回答多数のものなどは、省略させていただいています。
ご協力いただいた方、本当にありがとうございました!
ここに書かれている声は、あくまで個人の感想です。
鵜呑みにしすぎず、実際に園を見学して、それぞれのお子さんに合うかどうかを見極めてください。
また、良い点や不満点は、制度変更されてたりすることもあるので、見学のときに園に確認するようにしてください。
決めた理由
【2018年】
- 自然溢れる園庭と田舎の家庭的な温かみのある施設
- 園庭や校舎の雰囲気が良かった
- 建物の作りがおもしろくてワクワクする
- 園全体が半屋外のような造りになっていて、自然の中で園生活が送れること
- 外での遊び場に日陰があること&広々していること
- プールがある
- 園の造りがタイ生活に適応できるようになっていること(通路にあえて小さい段差をつけたり、脇に溝があったりと、タイの道路環境などに日常でも適応出来るよう工夫されているらしい)
- 基本、毎日シャワータイムがある。暑くてあせもができやすいので、とてもよかった
- 先生たちの印象がとても良かった
- 子供たちが挨拶して、うちの娘に話しかけてくれた。優しい子が多かった(回答多数)
- 縦割り活動が盛んで年上の子が年下の子のお世話を自然にしている
- 縦割り教育が気に入った
- モンテッソーリ教育をしている(回答多数)
- 藤井聡太七段がモンテッソーリ教育を受けていたと聞いて、うちの子もモンテッソーリを受ければ偉大な人物になれるかもしれない、というミーハーな期待を抱いたため
- 年少以上にAmazonクラスというインター部のようなクラスがあり、園児は、ほぼ日本人で友達同士の会話は日本語になってしまうけど、英語で先生とのやり取りも経験できること
- 課外授業がいろいろあり、選択できること。
- 給食の献立がしっかりしていること(回答多数)
- 給食が週5回あること(回答多数)
- 週3保育があり、週3からバス利用可能なこと(回答多数)
- 4園見て回って、子供が気に入ったから
- のびのび系の幼稚園だったので
- 園庭や教室の雰囲気、子どもたちがイキイキしていて自ら挨拶をしてくれ感じがよい
【2019年】
- 自由な雰囲気
- 園庭の広さ
- モンテッソーリ教育に興味があった
【2020年】
- 園庭が広い
- 園庭が広いので子供がのびのび身体を動かすことができそう
- 緑が多い
- 周辺の交通量が程よく静かで環境がいい
- 年間を通してプール授業がある
- 最年少まで週3保育がある
- 毎日給食がある
- 昼食のメニューが良さそうだった
通わせてみて良かった点
【2018年】
- 木や花など自然が多く、リスやいろいろな虫がいて楽しい
- 園庭で毎日砂遊びが思い切りできる
- プール活動や体操活動に力を入れている
- 登園後、自分の準備ができたら10時頃まで自由に遊べる。廃材工作やおままごと、園庭など
- 縦割り時間があり異年齢交流がある
- 縦割り保育が金曜にあり、年長児はかなりしっかりする。
- 縦割り教育で上のクラスの子達が娘の世話をしてくれているようで、お姉ちゃんお兄ちゃん好きな娘はとても安心する模様。(人見知り、場所見知りする娘も、初登園日もあまり泣かずに1つ年上のお姉さんと手を繋いで過ごしたそうです)
娘は今最々年少ですが、来年1つ上のクラスに上がったら、自分より小さい子のお世話をすることになるみたいで、それも良い経験になるかと。 - 全園児で協力する授業や、縦割り活動での行事があり、子どもがイキイキと活動している
- 工作が上手になった。 できる子ができない子を子ども同士でサポートしているよう
- 1学年が30人程で少人数なので、他の年齢の子どもたちと一緒に活動ができる。もちろん、皆の名前も顔も覚えている
- 全体で120名なのでアットホームで皆がフレンドリー(回答多数)
- タイ語英語の授業があり、英語クラスもある
- 日本の季節の行事も大事にしているし、タイ語や英語をネイティブの先生からたのしく学べるので、色々な文化を知ることができている
- 土曜日に行事があっても、翌月曜日も通常登園(他の日系幼稚園は休みのところが多い)
- トイレトレーニングを早くから(最々年少、2才になる前)してくれる
- 全学年幼稚園では布パンツ生活なので、家ではトイトレを始めたばかりだったけど進みが早い
- モンテッソーリ教育をしているので、お着替えやお洋服を畳んだり、いろいろなことが自分でできるようになる
- 先生の人数が少ない中でも、とても多種多様なことをして下さる。クッキングやテーマを決めた幅広い学習もある
- 年長は2学期から宇宙から細胞の話までしてくれる「はやぶさクラス」を受けられる(園長先生が忙しいと短くなることも)
- 日直のようなお当番があり、子どもが責任感や達成感を感じているよう
- 英語クラスと日本語クラスがあるが、自由時間など一緒に遊べて、それほど分けられていない
- Amazonクラスの個人面談は、英語での話になるので、保護者のスキルが必要とされるが良い勉強になる。
- 課外授業がたくさんある点
- 課外授業の英語クラスにネイティブ先生がいる点
- タイ人スタッフの感じがとても良い
- 通園バッグが大好きなゾウさん模様で気に入って、自ら背負ってくれる
- 規定の通園カバンは充分な大きさがあって使いやすい
- 箸、スプーン、フォークを毎日持たせるが、水筒は必要ないので荷物が多くなくて良い
- 給食が日本食でバランス良い。給食が無いのが親としては楽
- 給食が美味しいようで、家で食べられなかった野菜などが食べられるようになった
- 親の出番がほとんどない。年度の最初(5月頃の母の会)に行事のボランティアを募ります(夏祭りや運動会、発表会など)。当日早く行くくらいで、前もって準備などは基本ない
- 子どもが楽しい!と通っている
- 入園しなくても、短期保育という形で数日だけ預かってもらえたりする。
- 週3回〜5回で通園回数を選べるところ。
最々年少は初めから週5では入れない決まりになっていて、週4から始める事にしましたが、まだ最々年少なので「週4くらいがちょうど良かったかも」と通い始めてから思いました - 我が子は月、火、木、金、と水曜休みにしましたが、何曜日に通うかも親が自由に決めれる所もよい(月ごとに変更可)
- 集団生活が身についた
- 自由遊びの時間を多く取っているのがよい
【2019年】
- 子どもが楽しく通っているところ
- 課外保育が選べること
- お友達がたくさんできた
- 親参加のイベントが多すぎない
- 親が園に行く回数が多すぎない
【2020年】
- 自然が豊か
- 食事バランスが良かった
- 園長先生含む先生全体が年齢関係なしに子供たちの名前をしっかり覚えていてくれている
- 子供たちも年齢関係なしにお友達の名前を覚えている
- 保護者の集まりも多くなく、ゆるい雰囲気がいい
- 毎週廃品回収がある(溜まりやすいフリーペーパーがすっきり)
- 子どもたちも、園でペットボトルのキャップを外したりラベルを剥がすのが仕事で、その収益は子供達の備品になる
- 去年度の発表会ではとてもかわいい衣装を用意してくださりましたが、親の負担は全くなかった
あえていうならの不満点
【2018年】
- SNSを活用して欲しい
- 雨季は園庭やグラウンドが洪水になる
- 水曜日が午前保育のみ。給食食べてから降園だと嬉しい。
- 参観がほとんどできない
- 先生から親への報連相が遅い
- 時々とんちんかんな対応をされる
- 園児同士のトラブルの解決が不明瞭
- 発表会の会場が立派過ぎて、家族分の参加チケットを買うと相当な金額になる。保護者負担の少ない会場のチョイスをお願いしたい
- 最々年少は発表会の出番が5分くらいにも関わらず、発表会がホテル開催されるため、2500バーツくらい支払わなければならないのが納得し難い
- 全体的にフォローは少なめ。初登園した際、朝の支度など特に説明もされず子供はかなりとまどっていた。(でも慣れれば子供が自分のことを自らできるようになる)
- どこの幼稚園にもあるかもしれないが、なかなか先生が定着しない。
- 日々の様子など、連絡帳の記載無し(ただ、入園初日と2日目は担任の先生から電話があり、様子を話してくれました)
- 連絡帳の記載をしない、ということを幼稚園見学の際や、入園手続きの時にしてほしかった。
- 連絡帳での先生、園との連絡で、お渡しした連絡帳がその日のうちに返却されず翌日以降にならないと返ってこないので、ちゃんと伝わったのか、園ではどうだったのか、などなどの確認がしづらい
- モンテッソーリ教育と言っても、みんな同じような絵、描き方で指導しており、モンテッソーリ教育を本当に期待している方にはおすすめしない
- 子どもが最々年少であまり喋れない時、連絡帳で毎日の報告がないのが心配でした。現在は担任の先生に電話をしたり、子どもが話してくれたりするので問題はありません
- 先生の入れ替わりが激しい。予定していた先生が来なくなり連絡もないので結局どういう体制になったのか未だに分からず。
- 2018年度は、特に先生の入れ替わりが多かったためか、2週間毎に発行されていた活動レターの発行が1ヶ月に1度になった。
- 子どもたちとは園内でお別れの挨拶があるようだが、離職者の紹介が事後報告。先生にきちんとお礼が言えず寂しい
【2019年】
- 重要なお知らせが急に来たり変更がある
- 担任が急に辞めて数ヶ月担任不在の状態が続いた
- おやつにチョコレートが出る
【2020年】
- 課外授業を申込しないと通常保育時間が14時までなところ
- 友達同士でトラブルがあっても指導してもらえないことがある
- 仕事が遅い
- 年中の担任が突然来なくなって辞めてしまった
- 外国人の先生は半年ほどで辞めてしまう
- 通知表にあたる手紙が1学期に発行されなかった
- 2020年10月2日に大規模な火事が発生し園舎の半分が延焼した
ちなみに、アンケートに関しては、まだまだ募集中です。(記事公開済の園でも、後に検索で読まれる方もいるので)よろしくお願いします。
施設詳細
こばと幼稚園
- 住所:19 Soi Seangchai, Sukhumvit 38Rd., Klongtoey, Bangkok
- 電話:02-392-0650
- メール:kobato38bkk@gmail.com
- FB:https://www.facebook.com/pages/kobato
