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タイ国内外旅行

【エリア別】北タイの古都チェンマイで行っておきたい寺院9選

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Sunnyside

こんにちは!Sunnysideです。

タイ旅とバンコク街歩きが大好きで、夫と2人の子どもたちとタイ国内を色々と巡り、77県中76県を訪れました。

今回はチェンマイの見どころの一つ、お寺についてまとめてみました!

バンコクの北方約720キロに位置するタイ第二の都市チェンマイ。

美しい外壁に囲まれた旧市街、豊かな自然、お洒落カフェや雑貨など、様々な魅力を兼ね備えた町です。

毎年11月のロイカトンの時期に行われるコムローイは、その幻想的な美しさで有名。世界中から観光客が訪れます。

今回はチェンマイ旧市街と呼ばれる市内の中心エリア4か所と、郊外5か所のお寺を一挙にご紹介!

見どころ満載で困ってしまうチェンマイですが、「ここは素敵そう!」と思うお寺をぜひ、旅程に組み込んでみてくださいね。

チェンマイお寺マップと移動手段

今回紹介するお寺の位置関係はこちら。

チェンマイ国際空港から車で約10分、四方およそ1.5キロメートルの堀と城壁に囲まれたエリア(上記地図の右側、四角の緑色に囲まれたエリア)は「旧市街」と呼ばれ、チェンマイの中心地です。

有名なターぺー門や、多くの由緒ある寺院が点在しています。

また、1080メートルのステープ山の山頂にあるワットプラタート・ドーイステープを代表に、旧市街地の北西エリアから山間部にかけて、緑豊かな自然の中に佇む寺院が点在しています。(上記地図の左側エリア)

チェンマイでの移動手段についても紹介しておきますね。

チェンマイ観光の最もポピュラーな移動手段はソンテウで、また多くのツアー会社が周遊ツアーを提供しています。

小さなお子さんがおり、自分の好きな場所を自分のペースで回りたいという方には、Grabの運転手付きレンタカーが最もおススメです。

アプリ上でピックアップ場所、使用時間、郊外訪問の有無等を設定して予約することができます。

行こうと思っている場所をメモで事前に送っておくと、やりとりがスムーズです。

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メッセージのやりとりは自動翻訳されるので、タイ語がわからない方も安心。

それでは早速見ていきましょう。

チェンマイ旧市街エリアのお寺

①巨大な仏塔が印象的な「ワットチェディルアン」

旧市街エリアの中心近くにある“ワットチェディルアン”はチェンマイ旧市街を代表するお寺で、14世紀に建立されました。

名前もそのまま、チェンマイで最も大きな(ルアン)仏塔(チェディ)のある寺院(ワット)を意味します。

尖塔を支える基壇の部分だけでも高さが約40m。

見た瞬間にすごい!と思わせる存在感があります。

残念ながら尖塔の部分の大部分が崩れてしまっていますが、元々は高さ80mもあったと言われており、いかに巨大な仏塔であったかがわかります。

北タイで見かける、象が基壇の部分を支えている作りが特徴的です。

こちらは本堂の内部。装飾が施された黄金色の柱と、濃緋色の高い天井の下で佇む立像が、絢爛でありながらも荘厳な雰囲気を醸し出しています。

ワットチェディルアンは夜ライトアップされますので、昼間とはまた違った美しさを見せてくれます。旧市街エリアに宿泊する場合は是非夜にも散歩してみてください。

②チェンマイ最高位の王室寺院「ワットプラシン」

“ワットプラシン”はタイ王室より第一級王室寺院の寺格を与えられた格式高いお寺で、14世紀に建立されました。

旧市街エリア中心地の目抜き通り(ラチャダムヌン通り)にあり、徒歩でもアクセスがしやすいです。

黄金色に輝く巨大なチェディー(仏塔)が印象的。

お寺の名前の由来ともなっているプラシン仏を収めたお堂。

ワットプラシンは敷地も広く、庭園の様に美しく整備されていました。

ワットチェディルアンからも歩いて行けるので、併せて訪れておくべきお寺です。

チェンマイ旧市街エリア外のお寺

③ランナー様式の美しさ溢れる「ワットロークモーリー」

“ワットロークモーリー”14世紀から15世紀にかけてこの地を支配していたラーンナー王国によって建立されました。

この時代に建てられた建物やお寺はラーンナー様式と呼ばれ、このお寺もこじんまりとしながらも独特の美しさを放っています。

旧市街と呼ばれる外壁で囲まれたエリアの北外側にあります。

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個人的には旧市街エリアで一番心に残ったお寺!

こちらが本堂。屋根が複数の層になっているのがランナー様式の特徴だそう。

漆黒の屋根と渋い外壁の木材に施された浮彫りがとても美しいです。

茶色いレンガを積み上げて作られたアーチ状の門。こちらの装飾も目を見張ります。

私たちが訪れたのはロイカトンの時期だったので、ランタンの彩りが青空とレンガのチェディにとても映えていました。

ロイカトンの準備をするお坊さんたち。

ワットロークモーリーは旧市街の華やかなお寺とはまた違った趣がありました。

お口直しに訪れたくなる場所です。

④タイの銀閣寺?「ワットシースパン」

こちらのワットシースパン、2022年9月29日に仏塔が倒壊したそうです。おそらく大雨の影響と言われています。

“ワットシースパン”銀細工で施された仏堂で有名なお寺で、15世紀に建立されました。

旧市街の南に築かれたチェンマイ門から5~600mほど離れた場所にあります。

「タイの銀閣寺」と書かれた看板がありました。

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日本の銀閣寺は銀じゃない!という突っ込みはおいておこう

銀細工職人の手によって銀一色に様変わりしたのは2000年代に入ってからで、銀で作られたお堂としては世界初だそうです。

こちらのお堂は残念ながら女人禁制。その代わりQRコードでバーチャルに内部を見ることができます。

銀細工のドアや壁が展示されている建物もありました。

ワットシースパンの銀細工、近くで見ると精巧でうっとりしてしまいます。

私は見逃してしまったのですが、本堂の裏に銀工房があり職人さんの作業現場も見られるようなので、併せて訪れてみましょう。

チェンマイ郊外のお寺

⑤チェンマイを代表するお寺「ワットプラタート・ドーイステープ」

“ワットプラタート・ドーイステープ”は標高1080mのステープ山の山頂にある寺院。

「チェンマイと言えばドイ・ステープ」と言われるほどの名所で、願い事が叶うパワースポットとしても有名です。

チェンマイ市内中心部から車で約40分の場所にあります。

306段の階段を上ります。一生懸命登ったけど、後でエレベーターがあることを知りました。

黄金の仏塔。蓮の花と線香を持って、時計回りに3周回ってからお供えするそう。

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天気のいい日だと裸足は地味に熱い。靴下を使い分けよう

ドーイ・ステープは標高が高く、チェンマイ市街を一望できます。

⑥朝焼けが美しい「ワットプラタート・ドーイカム」

“ワットプラタート・ドーイカム”は、チェンマイ市内から南西方向に約15kmのところにあり、チェンマイ県の中で一番古い寺院と言われています。

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ワット・ドーイカムとワット・ドイステープ、名前が似ているので間違えないように気を付けよう。

意外にもタイ人にはこちらのお寺が人気だったりするよ!

ここは山の上からの朝焼けが美しいと聞いていたので、朝イチに行ってみました。

駐車場は2か所、下の方は正面参拝口、上の方は山頂付近になります。

私たちが着いた時には日が昇ってしまっていたので、上の方まで駆け上がってもらいました。

大仏とヤック(夜叉)さんがお出迎え。

本堂に入る前が広場になっていて、涅槃像や立像がありました。

朝焼けは見られなかったけど、朝の澄み渡った空気と眼下に素晴らしいチェンマイ市街の景色が見えました。

ワット・ドイステープと同じく、黄金色に輝く仏塔がありました。

お寺の中には沢山のジャスミン(ドーグマリ)が盛られていました。

後で調べたところによると、こちらに収められているのが「ルアン・ポー・タンジャイ仏」と呼ばれる有名な仏像で、願いが叶った人がお礼参りにジャスミンの花輪(プアンマーライ)をお供えするのだそう。

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これだけお花が盛り盛りということは、沢山の願い事が叶えられたんだろうなあ。

⑦ここは天空の城?「ワットパーラート」

“ワットパーラート”は、ビルマ様式とランナー様式が混在した寺院で、14世紀頃に建立されました。

私たちが訪れた2021年時点で修復作業が行われており、山の中という地形を活かし庭園さながらの幻想的な空間が作り上げられていました。

チェンマイ旧市街からワットプラタート・ドイステープに向かう参道の途中にあります。

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ラピュタは本当にあったんだ!と言いたくなる美しさ。

上半身が人間、下半身が竜の守護神によって守られています。

お顔が左右違っていて、アルカイックスマイルのようなかすかな微笑みが美しい。

ここも恐らくドアの絵画は古いもので、岩は後から作った様に見えます。

こちらの白亜の祠は後で建てられたもの。

祠の中には修復された仏像が収められ、一番奥の座像にわずかに当初の姿の面影を見ることができます。

横に育った木の根をナーガに見立てた装飾。発想が素敵です。

ワットパーラートは自然と従来のお寺の部分を大事にしつつ、せっかくの修復だからと目に留まるものを色々作ろうとしている作為も見られて、幻想的な庭園を見ている様な印象を受けました。

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日本だと昔の建物は復元(元のまま)がいいという風潮だけど、これはこれで好きだなあ

⑧トンネルの向こうは不思議な世界?「ワットウモーン」

“ワットウモーン”13世紀に厳しい修行をする僧侶のために建立されたお寺。

一般人の方も瞑想を体験することができる部屋があります。

チェンマイ中心部より車で約20分の場所にあります。

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タイで瞑想、してみたかった!

鬱蒼とした森の中にあり、敷地内に入った瞬間から凛とした静けさに包まれ、穏やかな気持を感じることができます。

トンネルの中は靴を脱いで歩きます。

入口は正面に3つ、背面に1つありました。トンネルは全て中で繋がっており、迷うような広さではないですが、暗さと狭さからか妙な広さを感じました。

仏像は大小合わせて6つほど収められています。

こちらは真ん中のトンネルの奥にある一番大きなものです。仏像の顔を一つ一つ見て回るのも楽しい。

こちらのお寺ではお魚にエサやりできる場所があります。

私達が行ったときは大量のハトが集団で横取りしに来て、子供たちは魚そっちのけでハトにエサをあげてました。

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ハトが苦手な方は川に向かって投げよう。

ワットウモーンは、「信者や人に見せる」ことを前提として建てられた通常のお寺とは対照的に、トンネルの「籠る」という部分が前面に出されているのが印象的。

これまで訪れた、どのお寺とも様相を異にする場所でした。

修行僧のためのお寺と知って、すごく納得。

⑨スコータイ遺跡の様な「ワットチェットヨート」

“ワットチェットヨート”はその名の通り、7つ(チェット)の仏塔(ヨート)が上に載っている美しい建物を中心としたお寺で、15世紀に建立されました。

チェンマイ市内中心部から車で約10分の場所にあります。

入った瞬間目に入ってくる仏像のレリーフ、女性的で本当に優美なお姿。

これほど見事に形が残っているものは、タイではなかなか見かけません。スコータイの遺跡を彷彿とさせます。

敷地内でタイ舞踏をしている女性たちに出会いました。

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なんて素敵なところで練習しているんだ。

こちらのお寺はブッダが悟りを開いた地・インドのブッダガヤの大菩提寺をモデルにしたとも言われています。ここにも菩提樹の木と、その下で悟りを開いたブッダの姿がありました。

ワットチェットヨートは遺跡の様な姿でありながらも、現在も住民の信仰を集めており、本当に素晴らしいお寺でした。

博物館もあったようなので、見どころを押さえてもう一度行きたいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。多くの見ごたえのあるお寺を回るうちに、チェンマイの魅力の奥深さに改めて気づかされました。

旧市街エリアの壮大なお寺も素晴らしいですが、郊外の山や森の中の静けさとともにあるお寺も趣があって甲乙つけがたいです。

チェンマイに行かれた際は、ぜひ訪れてみてください。

ABOUT ME
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タイ在住。バンコクの街歩きと、市場でくつろぐ猫が大好き。ガイドブックに収まりきらないタイ国内旅行の魅力を発信中!よりディープなお出かけはInstagramから

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