
2018年8月5日記事公開
2020年4月1日記事更新
バンコクの幼稚園紹介。
今回は、ソイ40奥にある「バーンラック幼稚園」です!
シュタイナー保育を実践していて、タイ語保育という日系幼稚園の中では変わり種の幼稚園。
記事の最後に、実際に通わせている保護者の声を掲載しています。是非参考にしてみてください。
目次
バーンラック幼稚園
バーンラック幼稚園は、シュタイナー教育を実践する幼稚園です。
日系幼稚園では唯一のタイ語保育という点も特徴的。広々とした自然いっぱいの園庭がとっても素敵です。
シュタイナー教育って何?って方は、以下どうぞ!
シュタイナー教育とは?
オーストリア生まれのルドルフ・シュタイナーが1919年にドイツで始めた教育実践。
シュタイナー教育の最も大きな特徴を一言で言えば、「からだ」と「こころ」と「あたま」のバランスを大切にする、ということです。
大人になったときに、身体だけ発達し過ぎるのも、感情的になり過ぎるのも、頭でっかちになり過ぎるのもよくない。身体と心と頭が「バランスよく調和する」ことが、人間にとって大切だ――ということが、シュタイナー教育ではとても重視されています。
シュタイナー教育を受けた日本人は、あまりいませんが、俳優の斎藤工さんは小学校までシュタイナー教育を受けていたそうです。
バーンラック幼稚園はこんな方にオススメです!
- シュタイナー教育に興味のある方
- 縦割り保育に興味のある方
- 自然いっぱいの環境でのびのび育ててあげたい方
- 厳しい雰囲気よりは、ゆるい雰囲気の方がいい方
- タイ語保育で大丈夫な方
- なるべく長い時間預かってほしい方(最大18時まで可)
場所
バーンラック幼稚園があるのは、スクンビットソイ40。最寄り駅のトンロー駅からは、歩いて15分ほど。
ソイ40をパクソイから南下していくのが近道ですが、車通りが多いので、あまりオススメしません。どうしても歩くなら、ソイ36から南下していく方が安全です。
一番いいのは、ソイ40からタクシーに乗っていくルートだと思います。

ソイ40に入って、少し行くと、右手に普通の一軒家に見える園舎が現れます。
見学予約
見学は、いつでもOK。指定の曜日などもありません。事前に電話で予約していきましょう。
また、ほぼ入園希望だけど最終迷ってるという場合は、無料で体験入園ができます。
朝から参加して、お昼ご飯を食べるまで保育に参加します。親も一緒に参加。詳しくは、園に問い合わせてみてください。
保育目標
- 先生・大人による「させる教育」ではなく、子ども自身が考え、創造すること、目的を持った意志や気力等が自然に培う教育
- 異年齢保育(縦割り保育)により子供同士が尊敬の念やいたわりの心を自然に培う教育
- 日常の保育活動を一つ一つが「自然」に、現代において失われがちな「自然」とじっくりふれあい、心の平安・楽しみを育んでいく教育
シュタイナー教育ということで、「先生が指示をしない」「教科書を使用しない」など型にはめないことで、子ども自身から自然と生まれる独創性、自主性を育みます。
園内の様子
バーンラック幼稚園は、園庭がとっても広くて、自然に囲まれた環境なのが魅力です。

緑の木々に囲まれた園庭で、植物や小動物に直接触れたり、育てたりと、自然に楽しめるように園庭を整備されています。
現在は、新園舎の工事中のため、園庭が少し狭くなっているのが残念。

園庭の遊具も、手作りで温かみのあるものばかり。

こちらはプール。プールの授業はどの学年でも週に1度あります。ナーサリー部の子供は、こちらではなく簡易プールを使用します。

園舎の中は、古いながらも温かみを感じる、タイの家って感じ。

遊ぶ部屋とは別の、こちらの机でオヤツや給食をいただきます。

園ではオーガニック牛乳とヨーグルトを販売していて、園児・保護者用には毎週月曜日に送迎バスで事前注文分を届けてくれるそうです。
保育室の様子は撮っていませんが、幼稚園というよりは、昔ながらのタイの家という雰囲気です。
2020年に新しい園舎が完成予定!
学級編制
ナーサリー(1.5〜3歳児) | 2クラス(10人+15人) |
幼稚園(3〜5歳児) | 3クラス(20人+25人+25人) |
入園は1.5歳児から可能。クラス編成は縦割りで行っているそうです。
保育時間
9:00〜16:00
その後、1時間100バーツで最大18時頃までなら預かり可能。働いているお母さんにとっては嬉しいですね。
1日のスケジュール
バーンラック幼稚園では、細かいスケジュールは決まっていません。
朝の集まり、クラス内での自由遊び、天気が良ければ外遊びといった感じ。
月曜日 | 花輪作り |
---|---|
火曜日 | パン作り |
水曜日 | プール |
木曜日 | 水彩画・クレヨン画 |
金曜日 | 読み聞かせ・人形劇 |
10時過ぎにオヤツ、12時頃(ナーサリーは11時頃)に昼食を取ります。
給食
タイの食材を使った辛くない子供向け料理。木曜は和食。

ちょうど体験保育にお邪魔した日は、具がたっぷりの春雨スープ。なんと私の分までいただいちゃいました!とろみがあって美味しい〜!!
オヤツは午前中にハーブティーと果物。
学期区分
バーンラックは4学期制です。各ターム毎の休みは2週間程しかありません。
- 1学期:4月下旬〜7月下旬
- 2学期:8月上旬〜10月上旬
- 3学期:10月下旬〜1月下旬
- 4学期:2月上旬〜4月上旬
行事
保護者参加 | ロイカトーン、バザー、ファミリーデー、誕生日会、保護者会(年3回)、鯉のぼり七夕まつり、お雛祭りなど |
---|---|
園児のみ参加 | タイの行事にそって(ワイクルーなど) |
保護者の協力で行う行事が多々あるそうです。(参加不参加は自由)
バーンラック幼稚園の保育料金
最初にかかるお金
入園金 | 20,000 |
保険料 | 480 |
合計 | 20,480 |
※入園金:二人目から10,000バーツ
※保険料:次年度より年1回支払いあり
※制服2着・運動着上下3着・寝間着2着・エプロン・シーツ・枕カバー・弁当入れ・リュックサック込
毎月の保育料
保育料 | 10,000 |
教材費 | 1,000 |
水泳(プール維持費・コーチ料) | 400 |
バス代 | 3,500 |
合計 | 14,900 |
※実際には、上記の金額は学期ごとに支払います。
※保育料:2人目割引あり
バーンラック幼稚園に通わせている方の声
それでは、実際にバーンラック幼稚園に通わせている保護者たちの声を聞いてみましょう!
本当は全員分の回答をそのまま載せたかったのですが、回答多数のものなどは、省略させていただいています。
ご協力いただいた方、本当にありがとうございました!
ここに書かれている声は、あくまで個人の感想です。
鵜呑みにしすぎず、実際に園を見学して、それぞれのお子さんに合うかどうかを見極めてください。
また、良い点や不満点は、制度変更されてたりすることもあるので、見学のときに園に確認するようにしてください。
決めた理由
- 家から近い
- 保育料が他園に比べて安い(回答多数)
- 自然いっぱいのお庭が素敵だった(回答多数)
- 園庭の遊具が手作りだったり、自然が多い中で遊ばせたかった
- 自然の中でのびのび遊べる
- タイに住むからにはタイらしい幼稚園に通わせたかった
- タイらしい環境の中でのびのびと保育して欲しいと思っていた
- のびのび子供が過ごせそうなカリキュラムだった事(回答多数)
- 以前からシュタイナー教育に興味があった
- 園長先生にお会いして人柄に惚れ込み即決
- 1歳半から入園可能(実際にはしっかり歩けたら1歳半前でも入園可能)
- お勉強無しでのびのび自由に過ごせそうな感じが良かった
- 給食が和食とタイ料理の両方が出る
通わせてみて良かった点
- 制服が可愛い
- 融通がききまくる(例えば帰りの園バスを、友達の家やサミティベで降ろしてもらうことが出来る。その他、結構なんでも対応してもらえる)
- 16時まで延長保育が無料
- 4学期制で休みが少ないので助かる
- 縦割りクラスで大きい子の真似をして自然に色々な事が出来るようになった
- 園長先生の教育方針が素晴らしく、先生達も園児達に愛情をもって接して下さるので安心して預けることが出来る
- 先生が保育ベテランのタイ人、ひとりひとりの園児のことを心から可愛がってくれる
- タイ人先生、スタッフが子供たちに優しい
- 毎日夢中で遊んで、園児たちが皆本当に子どもらしく純粋で素直に育っている
- 食事が調味料も含めて、ほぼ全てオーガニック食材。出汁もちゃんと取ってる
- 給食(タイ料理、日本食)が美味しいようで毎日おかわりしているよう
- おやつが果物、ハーブティーなので安心
- 園全体が細かい事を気にしないのでうるさく言われない
- 園が細かい事やらないので、逆に保護者がしっかりしていて皆が協力的
- 係仕事はやりたい人がやればいい、の空気だったこと
- 母主体の行事がいくつかあり、参加することで自分の世界が広がった(手芸とか、工作とか)
- いつでも参観できいつでも参観日になる
- タイ人の保育士さん、スタッフさんですが言葉が通じなくともなんとかなっている
- 子供が葉っぱや木の実を持ち帰ってくるので、自然の中で遊んでいると実感させてくれる
あえていうならの不満点
- 敷地内の一部が工事中の為、やや歩き難い場所がある
- 流行っている病気などの情報は自分で取りに行かないと手に入らない
- 行事日程の連絡が直前に来る(保護者会の日程が一週間前に決まるなど)
- 園からのお便り等が無く、日常の様子が分からない。気になる事があれば先生に直接聞く感じです
- 担任の先生がタイ人なので、タイ語ができないと細かい様子はわからない(しばらくしたら慣れてこちらも気にならなくなりました笑)
- 幼稚園のシステムなど説明不足
ちなみに、アンケートに関しては、まだまだ募集中です。(記事公開済の園でも、後に検索で読まれる方もいるので)よろしくお願いします(*゚∀゚)=3
施設詳細
バーンラック幼稚園
- 住所:29 Soi Sangachan, Sukhumvit 40Rd., Bangkok
- 電話:081-919-5269(佐藤さん・日本語)、02-392-8807
- メール:sato.masaki.baanrak@gmail.com
